ベトナム石油ガスグループ(ペトロベトナム)は現在、南中部クアンガイ省で来年2月から操業を開始する予定のズンクアット製油所に供給する原油について、イギリスのBP社、オランダのシェル社と交渉を行っている。
ペトロベトナムによると、同製油所に対する国内のバックホー油田からの原油供給量は、操業開始時には約350万トンだが、安定稼動が見込まれる2010年には650万トンに増えて全体の約30%を占める見通しだという。しかしバックホー油田の原油は輸出価格が高いため、より安価な原油を輸入するほうが利益が大きいことから、ペトロベトナムは新たな輸入先を探している。