ドイツ自動車部品大手ロバート・ボッシュの現地法人ロバート・ボッシュ・ベトナムは5日、東南部ドンナイ省のロンタイン工業団地で車両CVT(無段変速トランスミッション)用金属製プッシュベルトの製造工場を着工した。
同工場は面積16ヘクタールの敷地に建設され、来年10月に完成の予定。初年度の年産能力は38万ユニットだが、2015年には230万ユニットにまで年産能力を引き上げる計画だ。
ベトナムはボッシュ・グループの世界で2番目のCVTベルト生産拠点となる。CVTは、エンジンの回転とギア比の回転を調和させることで、15%の燃費向上と10%の二酸化炭素排出量低減を実現するとされている。