北中部タインホア省ティンザー郡ティンハイ村で10日、「ギーソン製油所・石油化学コンプレックス」プロジェクトの整地作業開始の式典が行われた。式典に出席したグエン・タン・ズン首相は「この製油所とズンクアット製油所の精製能力を合わせれば、国内石油需要の60%に応えることが可能となる。エネルギー安全保障上の重要な貢献となる」と強調した。
同プロジェクトには、出光興産、三井化学、クウェート国際石油(KPI)、ベトナム石油ガスグループ(ペトロベトナム)の4社が参加している。建設費用は約58億米ドル(約5800億円)。2013年末の操業開始を目指している。