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- 6年間で30万人の中国人観光客を誘致へ
- ベトナム航空と中国旅行会社が協力
- 「ベトナム観光紹介」プログラムの一環
ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は中国・重慶市で8日、中国の旅行会社GuangZhou Yuanzhilv Technologyとの間で観光促進に関する提携覚書を締結した。
覚書によると、双方は同観光促進プログラムを通じて2024~2030年の6年間にベトナムを訪れる中国人観光客数を約30万人とすることを目指す。また、航空サービスや目的地の紹介、観光開発のノウハウ交換、イベント開催などの分野でも協力する。ベトナムの多様で豊かなイメージを構築して、中国人観光客に魅力を知ってもらうことが狙いだ。
今回の覚書締結は、ベトナム観光の魅力を世界に紹介するための文化スポーツ観光省の重要な取り組みである「ベトナム観光の紹介」プログラムの一環とされる。
ベトナム文化スポーツ観光省観光総局(VNAT)によると、2024年1~9月期の中国人訪問者数は前年同期の2.4倍にあたる270万人へと急増した。また、同期におけるHVNの中国人旅客輸送量も同2.4倍の48万3000人となった。
なお、HVNは現在、ハノイ市やホーチミン市と中国の広州、北京、上海とを結ぶ国際線5路線を就航している。