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南中部沿岸地方ダナン市で6月2日から開催されていた「ダナン国際花火大会2023(DIFF 2023)」が8日、1か月余りの開催期間を経て閉幕した。
11回目を迎えた今回のテーマは「距離のない世界」。大会にはベトナムのほか、フィンランド、カナダ、フランス、オーストラリア、イタリア、ポーランド、英国の7か国の計8チームが参加した。6月2日、6月10日、6月17日、6月24日の4日間に2チームずつが花火を打ち上げ、このうちフランスとイタリアが決勝に進んだ。
最終日の8日の決勝には、チャン・ホン・ハー副首相も出席。イタリアチームとフランスチームがそれぞれ花火を打ち上げ、審査の結果、フランスチームが優勝を果たした。優勝のフランスチームには優勝カップと賞金2万USD(約286万円)が、準優勝のイタリアチームには賞金1万USD(約143万円)が贈られた。
1か月余りの開催期間中にダナン市に到着した航空便数は、通常の1.5倍の1日150便に上る日もあった。また、市内の宿泊施設の稼働率は約70%となり、このうち4~5つ星ホテルの稼働率は80~85%に達した。
ダナン国際花火大会はアジア最大規模の花火大会。2008年に初めて開催され、第1回の成功を受けて毎年開催されることになったが、2013年からは隔年での開催となっていた。2017年からは再び毎年の開催となり、開催期間もこれまでの2日間から1~2か月間(うち花火の打ち上げは5日間)に延長された。
しかし、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で2020年、2021年、2022年の3年連続で延期され、2023年が4年ぶりの開催となった。