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英国の住宅設備機器メーカー「Qs supplies」はこのほど、世界の観光都市の公衆トイレに対するアクセス状況に関する調査レポートを発表した。ベトナムの2大都市であるホーチミン市とハノイ市は調査対象となった69都市中、それぞれ66位と67位となり、最低ランクとなった。
土地勘のない異国の街で突然、便意や尿意をもよおしたとき、もし近くに公衆トイレが無かったら?考えてみただけで悪夢だ。同レポートでは、1km当たりに公衆トイレがいくつあるかをもとに各都市をランキング化している。
ホーチミン市とハノイ市は、グルメや歴史的建造物、エネルギッシュな雰囲気などで人気の観光地だが、こと公衆トイレまでのアクセスに関しては世界最悪という結果が出た。それによると、両市は1km当たりの公衆トイレの数が僅か0.01か所で世界ワースト水準。両市を下回るのは、南アフリカのヨハネスブルグ(1km当たり0.01か所)とエジプトのカイロ(同0.002か所)のみだった。
公衆トイレへのアクセスでトップ10の都市は以下の通り。
1位:パリ(フランス) 1km当たり6.72か所
2位:シドニー(オーストラリア) 同3.62か所
3位:チューリッヒ(スイス) 同2.90か所
4位:台北(台湾) 同1.89か所
5位:コペンハーゲン(デンマーク) 同1.46か所
6位:ブリュッセル(ベルギー) 同1.36か所
7位:テルアビブ(イスラエル) 同1.17か所
8位:バルセロナ(スペイン) 同1.15か所
9位:リスボン(ポルトガル) 同0.99か所
10位:ウィーン(オーストリア) 同0.94か所
なお、日本からは大阪が18位(同0.63か所)、京都が26位(同0.37か所)、札幌が34位(同0.31か所)にランクインしている。