中国に接するモンカイ国境(クアンニン省)からベトナムを訪れる中国人観光客が激減している。これはこのほど中国政府が、国境付近にカジノを有する地域への旅行通行証発給の一時停止を決定したことによるもの。
これにより、今年1月から3月までの3ヶ月間の中国人入国者数は、昨年同時期の17万5000人(延べ数)から14万人減の2万5000人にまで減少した。
これに対しクアンニン省観光局は、国境地域にカジノ施設を持つ地域は世界各国の例を見ても至極一般的で、特別なものではないと述べた。さらにこのような中国政府の措置は省内の観光政策になんだ影響を与えないとし、引き続きこれまでの政策を推進していく一方、中国側へのベトナム人入国者数も同時に減少していると指摘し、中国政府に対し同決定撤廃を求めている。