ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

イーレックス、ベトナム初の商用バイオマス発電所の運転開始

2025/04/29 04:24 JST配信
(C) イーレックス
(C) イーレックス 写真の拡大.
  • イーレックスとして海外初かつベトナム初
  • 発電出力20MW、燃料はもみ殻年間約13万t
  • PECC 2と提携、発電所新設の共同検討も

再生可能エネルギー事業を手掛けるイーレックス株式会社(東京都中央区)は、2022年12月より南部メコンデルタ地方ハウザン省でバイオマス発電所の建設を進めてきたが、このほど商業運転を開始し、25日に竣工式を執り行った。

 事業会社はハウザン・バイオエネルギー(Hau Giang Bioenergy)。同発電所は、イーレックスとして海外第1号のバイオマス発電所かつベトナムで初めての商用バイオマス発電所となる。

 売電価格は8.47UScent/kWh(現地FIT制度による)、発電出力は20MW(年間発電量は⼀般家庭約9万3000世帯分)、燃料はもみ殻(年間約13万t)となる。

 なお、同事業は環境省の「二国間クレジット制度(JCM)資金支援事業のうち設備補助事業」に採択されている。

 また、イーレックスは、これまでハウザンバイオマス発電所のプロジェクトの開発・建設工事を通じて、プロジェクトの共同出資会社である第2電力建設コンサルティング[TV2](Power Engineering Consulting 2=PECC 2)と信頼関係を築いてきたが、両社は24日付けで業務提携契約を締結した。

 業務提携は、ベトナムにおけるバイオマスエネルギーを活用した脱炭素の実現・エネルギー自給率の向上・安定電源供給・雇用増大・所得向上のために相互に協力することを目的としている。

 業務提携は以下の項目を対象とし、詳細の業務提携の範囲・条件などについては、今後両社で協議する。

◇ベトナムにおけるバイオマス発電所新設案件の共同検討
◇ベトナムの石炭火力発電所のフューエルコンバージョンの推進
◇バイオマス燃料の調査検討
◇ベトナムの電力制度に関わる検討や提言
◇バイオマス発電の技術・運営能力の向上
◇事業会社などへの共同出資の検討

[2025年4月25日 イーレックス株式会社ニュースリリース A].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
統計局、戸籍登録・統計に関する国家レポートを初公表 (6:06)

 財政省傘下の統計局は25日、「2021~2024年度の戸籍登録・統計に関する国家レポート」を発表した。同レポートが発表されるのは今回が初めて。  同レポートでは、出生・死亡・婚姻の登録データに加え、出生...

ホーチミン:南部解放記念日の4月30日は全路線バス無料運行 (6:01)

 ホーチミン市公共交通管理センターは、南部解放・南北統一50周年(1975年4月30日~2025年4月30日)を記念して、南部解放記念日の4月30日(水)に、市内を走る路線バスと近隣省から同市までを結ぶ路線バスを無料運行...

寝室のエアコンからヘビ7匹発見、住民が恐怖の瞬間を語る (5:32)

 南中部沿岸地方クアンナム省タンビン郡在住の女性N・T・Hさん宅の寝室のエアコンがヘビの巣と化しているのが発見された。エアコンと壁の隙間から尻尾のようなものがニョロニョロと動いているのを見て、最初はネ...

1975年4月30日、統一会堂でベトコンの旗を振った兵士の記憶 (27日)

 1975年4月30日、特殊部隊の兵士だったファム・ズイ・ドー上尉(男性・75歳)は、南ベトナム大統領官邸(現在のホーチミン市の「統一会堂」)の2階に駆け上がり、南ベトナム解放民族戦線(ベトコン)の旗を何度も振っ...

ホーチミン:10区ショッピングモールで自殺相次ぐ、1か月半で3件 (5:02)

 ホーチミン市10区スーバンハイン(Su Van Hanh)通りにある「バンハインモール(Van Hanh Mall)」では、わずか1か月半の間に連続して投身自殺や自殺未遂が発生しており、ネット上で自殺の名所扱いされるようになっ...

ヨウジヤマモト、4月30日にベトナム地図の刺繍入りジャケット発売 (4:24)

 株式会社ヨウジヤマモト(東京都品川区)が手掛けるエッジの効いたコンセプチュアルプロジェクト「WILDSIDE YOHJI YAMAMOTO(ワイルドサイド・ヨウジヤマモト)」は、ベトナムの地図や地名の刺繍を施したベトナムジ...

イーレックス、ベトナム初の商用バイオマス発電所の運転開始 (4:24)

 再生可能エネルギー事業を手掛けるイーレックス株式会社(東京都中央区)は、2022年12月より南部メコンデルタ地方ハウザン省でバイオマス発電所の建設を進めてきたが、このほど商業運転を開始し、25日に竣工式を...

ジーエルテクノホールディングス、ハナム省に孫会社を設立 (3:52)

 分析機器や半導体、自動認識などの事業を手掛けるジーエルテクノホールディングス株式会社(東京都新宿区)の連結子会社で、半導体製造装置用石英製品などの製造・仕入・販売を行うテクノクオーツ株式会社(東京都...

レスター、FPTと半導体販売や共同研究・設計開発などで協力推進 (2:27)

 半導体・電子部品の販売及び技術サポートなどを手掛ける株式会社レスター(東京都港区)は28日、ベトナムIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)傘下のFPTソフトウェア(FPT Softw

石破首相、チン首相と会談 外務・防衛次官級協議の創設で一致 (28日)

 ベトナムを訪問している石破茂内閣総理大臣とファム・ミン・チン首相は現地時間28日午前8時55分から約110分にわたり、首相府で会談を行った。  会談に先立ち、石破首相による英雄烈士記念碑及びホー・チ・...

訪越の石破首相、ラム書記長と会談 米国の関税措置など議論 (28日)

 ベトナムを訪問している石破茂内閣総理大臣とトー・ラム書記長は現地時間27日午後6時から約70分間にわたり、ベトナム共産党本部で会談を行った。会談後、石破首相はラム書記長主催の夕食会に出席し、両者は非常...

訪越の石破首相、タンロン工業団地を視察 進出企業と車座対話 (28日)

 ベトナムを訪問している石破茂内閣総理大臣は現地時間27日午後2時40分から約1時間にわたり、タンロン工業団地を訪問し、同工業団地内のキヤノン・ベトナム(Canon Vietnam)の工場視察及び進出企業の代表者との車...

グラブ、ベトナム事業売上を初公表 24年は326億円 (28日)

 シンガポール系配車アプリ大手グラブ(Grab)はベトナム進出を果たしてから10年を経て、ベトナム事業の売上高を初公表した。2024年における同事業の売上高は前年比+23.2%増の2億2800万USD(約326億円)へと大幅に...

ベトナムのゲーム市場、25年売上高16億USD超 今後も高い成長率 (28日)

 モバイルゲーム市場の調査会社センサータワー(Sensor Tower)とティックトック(TikTok)はこのほど、2025〜2030年におけるベトナムオンラインゲーム産業の管理・発展戦略に関するレポートを発表した。 ...

中国の第一汽車、ベトナム市場参入でEV2車種を販売へ (28日)

 中国の自動車大手の第一汽車(FAW Group)は、ハノイ市で24日から開催されている「ベトナム・中国・ASEAN国際エネルギー展示会(VCAE EXPO 2025)」で、傘下ブランド「ベストゥーン(Bestune)」の「子馬(Xiaoma)」と...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved