(C) vietbao, フェレンツ・プスカシュ |
文化スポーツ観光省のスポーツ総局代表団はこのほど、ハンガリーオリンピック委員会の招きを受けて、同国を訪問した。9日付ボンダープラスが報じた。
代表団はハンガリー滞在中に、同国最大のサッカースクールである「プスカシュ・サッカーアカデミー」を訪問。同アカデミーでは、U-11~U-17までの若い才能を育てている。同アカデミーは最近、U-17国際ユースサッカー大会を開催し、U-17レアル・マドリード、U-17パナシナイコス、U-17ハンガリー代表が参加した。
同アカデミーは代表団に対して、ユース年代の育成及び大会の開催などでベトナムと協力していきたい意向を示した。これに対し、チャン・クオック・トゥアン局長は、同アカデミーの練習環境を高く評価すると述べ、協力に向けて前向きな姿勢を見せた。
なお、同アカデミーの名前は同国最高のサッカー選手「フェレンツ・プスカシュ」から取られたもの。プスカシュは1950年代前半に無敵の強さを誇ったハンガリー代表「マジック・マジャール」の主将にして中心選手。1958~1959シーズンにスペインのレアル・マドリードへ移籍。当時の世界最高のプレーヤーであるアルフレッド・ディ・スティファノと脅威のコンビを結成し、欧州を席巻した。
FIFAは2009年、プスカシュの栄光を讃え、その1年間で最も美しいゴールに与えられる新たな賞を「プスカシュ賞」と名付けた。2010年には、日本の横山久美選手がU-17女子ワールドカップ準決勝の北朝鮮戦で挙げたゴールが同賞にノミネートされた。これはアジア人初というだけでなく、女子で初という快挙だった。