2011年の年末にインドネシアで開催される「第26回東南アジア競技大会(シーゲーム26)」に参加するテニスのナショナルチームの人選を巡って、選手がコーチを告発する事態となっている。27日付VNエクスプレスが報じた。
発端は、ナショナルチームの人選からもれたレ・クオック・カイン選手が「過去5回のシーゲームで良い成績を挙げた自分がもれたのは納得がいかない」と声を上げたこと。9月中旬に行われた大会の混合ダブルスで優勝した自分には、参加資格があるはずという主張だ。これについてベトナムテニス連盟は、若手選手を育成するためにベテランと若手を半々の割合で選定する方針に従ったためと説明している。
カイン選手は、今年6月にスリランカで行われたデビスカップでベトナムチーム内で起きた争いが原因と考えている。賞金の配分や選手起用についてチーム内がもめたという。カイン選手はまた、デビスカップ後にあるコーチから送られた脅迫的な内容を含む携帯メールを公表した。
ホーチミン市テニス連盟は選手らから意見を聴取して、同市文化スポーツ観光局に報告するとしている。