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ティエンさんのグループは、商店、レストラン、ホテル、病院、集合住宅、学校などの資源収集を専門にしている。これらの場所は、安定して資源回収を続けることができ、またグループが目指す環境保護のメッセージを広く伝えることができるためだ。
「回収の際、私たちは資源の分別方法を詳しく案内し、売ることができる資源について詳細に教えます。多くの住民はペットボトルや紙は売るために取ってありますが、実際にはCDや金属、X線フィルムなどもリサイクル可能で、今これらの資源はとても人気があります。さらに、紙は6種類に分類されることなど、資源の分別と処理方法について知っていれば、買取価格はもっと高くなります」とティエンさんは説明してくれた。
一方で住民の多くは、資源を取っておくのは「少しのお金のために部屋を狭くするようなもの」という心理から、資源回収にあまり関心がないという。ティエンさんたちは後の世代のためにも節約を習慣づけるよう人々を説得し、同時に資源の分別を通して環境保護に貢献している。
「ホアおじさんの資源回収」には、3人の主要メンバーの他に、社会活動を担当する5人の若いボランティアメンバーがいる。ティエンさんは共産党青年団のメンバーとして、区や街区と協力してごみを緑や安全な農作物などのギフトと交換する活動を行い、また集合住宅や学校ではリサイクルコンテストなどの活動を行っている。
他にも、資源回収の仕事を「近代化」するため、ごみに特化したウェブサイトやファンページを作成し、より広い広報活動を行っている。
「毎月、3人で6000万~7000万VND(約28万7000~33万5000円)を稼ぐことができます。私たちは先ほどの活動を実行するために、ここから2割を差し引きます。グループの活動基準は、経済と環境を調和させることであり、このことを忘れることはありません!」とティエンさんは語った。