ベトナムニュース総合情報サイトVIETJO [ベトジョー]
 ようこそ ゲスト様 

フランス植民地時代から今に残るホーチミンの5つの「大通り」

2018/08/26 05:17 JST配信
(C) VIETJO/Sa Huynh, グエンフエ通り
(C) VIETJO/Sa Huynh, グエンフエ通り 写真の拡大

 1914年、クランツ通りとデュペレ通りはソンム大通り(Somme)という名の1本の通りになり、1955年までにベトナム共和国政府によりハムギー大通りと改名された。ハムギー大通りはトンドゥックタン通りからベンタイン市場前のクアックティチャン広場までの約1kmの長さ。

 ハムギー通りはかつて市内を走る路面電車の始発点だったほか、鉄道の通過点でもあった。最初のサイゴン駅はハムギー通りのバクダン船着場(Bach Dang)近くにあり、その後ベンタイン市場のエリアへ移された。


レズアン大通り(Le Duan)

 サイゴン動植物園から統一会堂(旧南ベトナム大統領官邸)までの約2kmに及ぶこの通りは、サイゴンがフランスに占領される前から存在していた。その後、この通りは新政府の本拠地における中心的な大通りとなった。

 当初、通りの名前はチンフー大通り(Chinh Phu=「政府」の意)だったが、サイゴンを訪れたことのあるカンボジアの国王にちなんでノロドム大通り(Norodom)と改名された。

 1950年、ノロドム会堂がベトナム国のバオダイ政権によりドックラップ(Doc Lap=「独立」の意)会堂と称されるようになり、ノロドム通りもトンニャット通り(Thong Nhat=「統一」の意)と改名された。

 5年後、トンニャット大通りはベトナム共和国政府の政治・外交の中心になり、司令部や外交機関などが多数置かれるようになった。

 1975年以降、ドックラップ(独立)会堂はトンニャット(統一)会堂と改名され、同じくトンニャット通りも4月30日通り(30 thang 4)となった。1986年までに、この大通りはホーチミン市当局により現在のレズアン通りと呼ばれるようになった。

前へ   1   2   3   4   次へ
[VnExpress 00:00 19/02/2018, A].  © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved. 
※VIETJOベトナムニュースは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。 免責事項
新着ニュース一覧
日本の外国人労災件数、24年は6244人 国籍別でベトナムが最多 (6:59)

 厚生労働省の出先機関である労働基準監督署が発表した2024年度における労働者死傷病報告によると、同年の外国人労働者の労災による死傷者数は6244人となった。  在留資格別では、◇身分に基づく在留資格(日...

12月施行の新規定、子どもへの過度な学習強要に罰金など (6:29)

 12月に施行される新規定3本をまとめて紹介する。 1. 子どもへの過度な学習強要・ドローンの無許可操縦に罰金  家庭内暴力の防止や社会秩序の維持に関する行政罰を定めた政令第282号/2025/ND-CP(12月15日...

受託手荷物なしの乗客、VNeIDかキオスクでの手続き義務化 (5:08)

 国内すべての空港で2025年12月1日から、搭乗手続き方法が変更された。これは政府の指示第24号/CT-TTgに基づくもので、受託手荷物のない乗客は、電子身分証明「VNeID」または空港設置のセルフキオスクでチェック...

貧しい人々の「最期の眠り」を見届けて20年、無償で葬儀を行う男性 (11/30)

 ホーチミン市ニャーベー村には、貧しい人々や身寄りのない人々の最期を見送ることに人生のすべてを捧げてきた男性がいる。  地元の人々は、ニャーベー村74集落の長であるレ・バン・サンさんを、親しみを込...

ベトナム航空、Pizza 4P’sのピザ2種類の機内提供を開始 (5:07)

 ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は12月1日から、一部路線でのピザフォーピース(Pizza 4P’s)の冷凍ピザの機内提供を開始した。同サービスを利用するには、搭乗24時間前までに

ロイヤルHD、「いねや」新業態3店舗をホーチミンに出店 (4:56)

 ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」や天丼・天ぷら専門店「天丼てんや」などを展開するロイヤルホールディングス株式会社(福岡県福岡市)と双日株式会社(東京都千代田区)が共同出資するベトナム現地法人で...

群馬で活躍するバレー越女子代表、SVリーグオールスター出場へ (4:08)

 SVリーグ(SV.LEAGUE)の群馬グリーンウイングスはこのほど、同クラブ所属のバレーボール女子ベトナム代表チャン・ティ・タイン・トゥイ選手(28歳、通称ティティ、4T)が2026年のSVリーグオールスターゲームにリー...

那智勝浦観光機構、ハロン大学と観光人材育成で連携 (3:05)

 一般社団法人の那智勝浦観光機構(和歌山県)は、東北部地方クアンニン省ハロン街区にあるハロン大学との間で、観光・人材育成分野における連携強化を目的とした覚書を締結した。  調印は、11月下旬にクアン...

25年11月の製造業景況感PMI、拡大基調を維持 (2:06)

 米国のS&Pグローバル(S&P Global)が発表した2025年11月のベトナム・PMI(製造業購買担当者指数)は53.8だった。  10月の54.5からわずかに低下したものの、50を上回っており、景気拡大基調が続いていることを...

「ザ・グランド・ホーチャム」、ベトナム人のカジノ入場が可能に (1日)

 政府はこのほど、一定の条件を満たしたベトナム人に対し、国内の一部のカジノへの入場を認める決議第8号/2025/NQ-CPを公布した。同決議は即日施行された。  政府は、以下の3か所のカジノでベトナム人の入場...

朝日生命、地場生命保険会社を買収へ 初の海外保険会社のM&A (1日)

 朝日生命保険相互会社(東京都新宿区)は、地場生命保険会社であるMVI生命(MVI Life、ハノイ市)を買収する手続きを開始することについて、MVI生命の親会社であるザ・マニュファクチャラーズ・ライフ・インシュア...

地場グレムシー、ホーチミンでUAVカメラ工場を着工 (1日)

 無人航空機(UAV)向け撮影機器を製造する地場グレムシー(Gremsy)はこのほど、ホーチミン市のサイゴンハイテクパーク(SHTP)でUAV向けカメラモジュール生産工場を着工した。  工場は面積2万5721m2の敷地に建設...

ベトナム企業の9割が国際貿易の拡大に自信、HSBC調査 (1日)

 香港上海銀行(HSBC)が先般発表した国際貿易調査「グローバル・トレード・パルス2.0」によると、ベトナム企業の9割が今後2年間で国際貿易を拡大できると考えており、世界平均の87%をわずかに上回った。  同...

 ホーチミン:市内初の共同利用型AI研究拠点が運用開始 (1日)

 地場総合インターネットメディア運営大手VNGコーポレーション[VNZ](VNG Corporation)とベトナム国家大学ホーチミン市校(ホーチミン市国家大学=VNU-HCM)は、市内にある本社ビル「VN

30年までのダナン市文化産業発展計画、芸術文化の中心地に (1日)

 南中部地方ダナン市文化スポーツ観光局はこのほど、2030年までの同市の文化産業発展計画に対する専門家らの意見を聴取するワークショップを開催した。ミーケービーチの1kmの海岸を広大なキャンバスに見立てて、...

©VIETJO ベトナムニュース 2002-2025 All Rights Reserved