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種なし果実栽培で年収1.6億円!農民の億万長者への道

2015/12/13 06:03 JST配信
(C) dantri, セーさんと種なしレモン
(C) dantri, セーさんと種なしレモン 写真の拡大
(C) dantri, セーさんと種なしザボン
(C) dantri, セーさんと種なしザボン 写真の拡大

 米国から輸入したたった100本の苗木から、これまでに10万本もの苗木を繁殖させてきた。自分の農園で栽培するだけでなく、全国各地にも売り出している。セーさんが保有している種なしレモンの栽培面積は40haにも及び、毎年100~120億VND(約5490万~6630万円)の安定した利益を生み出している。

 また、ベトナム安全農産物生産基準(Vietnamese Goods Agricultural Practices=VietGAP)及びグローバルGAP(適正農業規格)をクリアしているため、セーさんの農園で栽培された種なしレモンは国内で販売するだけでなく、米国やシンガポール、日本などの品質に厳しい市場にも出荷し、順調に販路を広げている。

 レモンから始まった種なし果実の栽培だが、セーさんは種なしザボンも栽培している。種なしザボンも、これまでに10万本もの苗木を生産してきた。彼が保有する種なしザボンの栽培面積は30haで、毎年150億~180億VND(約8290万~9940万円)の利益を生み出している。

 セーさんは、種なし果実は生産性が高く、ベトナムの農民をより豊かにすることができるとの思いから、国内で栽培する種なし果実の種類を増やすことに絶えず尽力している。最近は、米国とオーストラリアから種なしオレンジを輸入し、40haの面積で試験的に栽培している。2016年にも、ベトナム産の種なしオレンジを初出荷する予定だ。

 セーさんは、ベトナムの農業に大きく貢献したとして国から称えられ、12月上旬にハノイ市で開催された2015年度第9回愛国者全国大会で「経済活動優秀者賞」を受賞している。

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