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ディンチャン村落がなぜ巨人村になったのか、原因を探る調査が行われた事はまだない。村に伝わる古文書にもそれに関する記述はないという。
ホーチミン市人文社会科学大学のグエン・カック・カイン博士は人体測定学の見地から、遠い過去に身長の高いグループが外部からこの村落に来て住み着いたか、村落内で遺伝子の突然変異を起こした人がいて、住民らの遺伝子に影響した可能性が高いとみている。一方ハノイ第一師範大学の教員グエン・スアン・ベト氏は、正確な結論を出すには科学的な調査を行う必要があるとしている。
同村落のある地区は昔から河川が入り組んでいて、他の村落との行き来が容易でなかったため、村落内の住民同士の結婚が繰り返されていたことや、住民が1年中魚やエビを食べて暮らしていることから、住民らは「昔から身長の高くなる遺伝子を受け継いでいるため」、「特別な栄養分が含まれている食事をしているため」などと推理している。