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- 首都解放70周年記念の花火は中止
- 台風3号ヤギの被害克服に注力
- 文化芸術イベントは予定通り開催
ハノイ市共産党常任委員会は24日に開いた会議で、今年で70周年を迎える「首都ハノイ解放記念日」(1954年10月10日~2024年10月10日)を祝う打ち上げ花火の中止を指示した。台風3号(アジア名:ヤギ、日本では台風11号)の被害克服に注力するのが目的。
計画では、10月10日(木)午後9時30分~9時45分に市内30か所で打ち上げ花火を実施することになっていた。しかし、9月上旬に台風3号がベトナム北部を襲い、ハノイ市でも多くの倒木被害が発生。北部各地で二次被害が発生して甚大な被害が出ており、国を挙げての被災地支援を行っている現状を踏まえて、各種娯楽イベントの規模縮小や延期などが求められていた。
会議では多くの具体的な意見が述べられたが、首都解放70周年記念の打ち上げ花火については完全に中止にすべきとの意見が大多数となった。
議長を務めたブイ・ティ・ミン・ホアイ同市党委書記もこれに賛同し、この決定は同胞を想う心からくるものであり、「国のためのハノイ、国とともにあるハノイ」の精神を体現するものと強調した。なお、首都解放70周年記念の各種文化芸術イベントは予定通り開催する。