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- ヒンドゥー教の女神ドゥルガーの銅像
- 国家歴史博物館で10月まで展示
- 米英当局が押収、ベトナムへの返還実現
ハノイ市の国家歴史博物館は28日、ベトナムで盗難被害に遭い海外で売買された後、今年6月にベトナムに里帰りしたヒンドゥー教の女神ドゥルガーの銅像を一般公開した。同博物館がコレクターのダオ・ザイン・ドゥック氏の協力を得て開催する展覧会「チャンパの宝物−時の痕跡」で10月まで展示される。
同博物館のグエン・バン・ドアン館長によると、博物館は歴史、考古学、文化、芸術、骨董品の各分野の専門家を招いて鑑定評議会を設置し、ドゥルガー像の現在の状態や制作年代、制作地、価値などを評価した。
評議会は、この4本の腕を持つ像(全高191cm、うち像の高さは157cm、重さ101kg)が元の状態を比較的よく維持していること、ベトナムで7世紀に作られたチャンパの文化芸術様式に属していること、像が発見された場所に関する情報はさらに調査する必要があることなどを確認した。
ホアン・ダオ・クオン文化スポーツ観光次官は展覧会の開幕式で、違法に取引されていたドゥルガー像を米国と英国の関連当局が協力して押収し、ベトナムへの返還が実現した経緯を説明。「今後も各国と協力して、違法に海外に持ち出されたベトナムの古美術品の情報収集や特定、返還交渉を行う」と述べた。