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- 低所得層と中間層、飲食消費額が大幅増
- 1回当たりの支出を最適化しようと努力
- 若い消費者は小さなカフェを好む傾向
市場調査会社ミブランド(Mibrand)の調査で、月収が500万~1000万VND(約2万8900~5万7800円)の低所得層と1000万~2000万VND(約5万7800~11万6000円)の中間層は、カフェに行く回数が「週1~3回」の割合が最も多いことが分かった。低所得層と中間層には若い消費者(18~30歳)が多く、この数年間で飲食の消費額が大幅に増加している。
若い消費者グループの消費行動で目立つのは、日常的な飲食には8万VND(約462円)までの出費も厭わないが、特別な飲食には慎重な態度を示すことだ。自分の収入レベルに応じて飲食店に行く回数を増やせるよう、1回当たりの支出を最適化しようと努力している。
この傾向は、収入に応じたカフェ選びにもつながる。若い消費者は小さなカフェや路上カフェを好む傾向があり、月収500万~2000万VND(約2万8900~11万6000円)の消費者の50%強が路上カフェを利用している。行きやすさや価格の安さが、彼らのニーズに合致している。ミブランドは、小さなカフェはユニークなアイデアで空間を演出している場合が多く、若者の好みに適していると分析している。
ミブランドは、メディアコンサルティングを手がけるメディア・ベンチャー・ベトナム(Media Venture Vietnam=MVV)グループ傘下で、ブランドランキングやブランド構築サービスを提供している。