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- 南北鉄道「SE11」路線で脱線事故
- ハイバン峠付近を走行中に2車両脱線
- 同日中に復旧作業終了、人的被害なし
28日午後、北中部地方トゥアティエン・フエ省と南中部沿岸地方ダナン市の間にあるハイバン峠(deo Hai Van)エリアを走行していた、南北統一鉄道ハノイ~サイゴン間「SE11」路線の列車が脱線事故を起こした。
28日午後2時23分頃、ハノイ発サイゴン行きのSE11がハイバン峠の北にあるランコー駅(トゥアティエン・フエ省フーロック郡(huyen Phu Loc))を出発後に、10号車と11号車の2車両が脱線し、右側に45度傾いて停車した。
列車はダナン駅に向かう途中でハイバン峠に差し掛かる準備をしていたため、かなり低速で運行していたこともあり、幸いこの事故による人的被害は発生しなかった。
この事故で恐怖を感じた乗客らが一時パニックになったが、列車全体に大きな影響はなかったため、徐々に落ち着きを取り戻した。なお、復旧作業は同日午後5時までに終了した。トゥアティエン・フエ省当局は現在、事故発生の詳しい原因を調査している。