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- ハドン区で296mmの雨量観測
- 地下駐車場が冠水、バイク70台故障
- 下水道未整備の住宅区、水引くまで2~3日
台風2号(アジア名:プラピルーン、日本では台風4号)の影響により、ハノイ市では23日から大雨が降り、市内各地で大規模な冠水の発生が確認されている。
24日午前6時までにハドン区で296mm、ホアンマイ区で266mm、タインオアイ郡で256mm、ナムトゥーリエム区で212mmの雨量が観測された。
タインチー郡タンチエウ村にあるミニアパートでは、地下駐車場が冠水し、テナントのバイク約70台が水に浸かって故障した。
冠水により、市内の多くの住宅区が孤立している。中でも、ボーチーコン(Vo Chi Cong)通り沿いの住宅区では、下水道が整備されていないため、水が引くまで2~3日はかかるとみられている。
ハノイ下水排水社(Hanoi Sewerage And Drainage)は、ティエンクアン湖、バイマウ湖、タンマイ湖、ドンダー湖などの調整湖のゲートを開き、イエンソーポンプ場、第1ドンボンポンプ場、第2ドンボンポンプ場、コーニュエポンプ場などを稼働し、排水に取り組んでいる。
なお、日本の気象庁が発表したデータによると、ベトナム現地時間21日午前10時に南シナ海で発生した台風2号は、23日午後7時までに華南で熱帯低気圧に変わった。