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- ゲアン省とバクザン省でジフテリア感染者
- ゲアン省の18歳女性が死亡
- 感染地域へ専門家派遣、感染拡大防止支援
北中部地方ゲアン省と東北部地方バクザン省の2省で、ジフテリアのクラスター(集団感染)が発生する危機が高まっている。保健省は、疾病管制センター(CDC)をはじめとする地元保健当局に対し、警戒を強めるよう促した。
ゲアン省とバクザン省でそれぞれ1人の感染者が確認されている。このうち、ゲアン省在住の感染者(女性・18歳)は5日に死亡が確認された。バクザン省在住の感染者(女性・18歳)はゲアン省の感染者の友人で、濃厚接触があったことも明らかになった。
8日までにゲアン省で感染者と濃厚接触があった人の数は119人に達している。一方のバクザン省では、15人が感染者と濃厚接触があったことが確認された。濃厚接触者全員が隔離措置を受けている。
ハノイ市の中央衛生疫学研究所は感染地域に専門家を派遣し、治療やクラスター拡大の防止を支援している。保健当局は国民に対し、ジフテリアワクチンの接種を十分に受けるよう呼び掛けている。