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- ベトナムは過去最高値の51ポイント
- 予算公開性ランクで125か国中57位
- 日本は63ポイントで31位
各国政府の情報公開状況を調査する米国の非政府組織(NGO)であるインターナショナル・バジェット・パートナーシップ(International Budget Partnership=IBP)はこのほど、世界各国の予算・財政の透明性に関する調査「オープン・バジェット・サーベイ(Open Budget Survey=OBS)2023」を発表した。
この中の予算公開性ランキングで、ベトナムは125か国中57位につけた。前回調査の2021年から順位を+11ランク、前々回の2019年からは+20ランクの上昇となった。
OBSはIBPが2006年から2年に一度実施している調査で、世界各国の予算・財政の透明性について、項目ごとにポイントを加算し総合評価でランク付けしている。調査では、経済協力開発機構(OECD)や国際通貨基金(IMF)の国際基準に基づいてIBPが独自に評価項目を作成。項目は各国の予算編成過程、予算実行過程、監査過程など100項目以上あり、それぞれ100点満点で評価される。
ベトナムの過去のポイントは、◇2006年:3ポイント、◇2008年:10ポイント、◇2010年:14ポイント、◇2012年:19ポイント、◇2015年:18ポイント、◇2017年:15ポイント、◇2019年:38ポイント、◇2021年:44ポイント、◇2023年:51ポイントとなり、今回が過去最高値だった。なお、2023年の世界平均は45ポイントだった。
なお、ランキングのトップ5は、◇1位:ジョージア(87ポイント)、◇2位:ニュージーランド(87ポイント)、◇3位:スウェーデン(85ポイント)、◇4位:南アフリカ(83ポイント)、◇5位:モルドバ(81ポイント)。日本は63ポイントで31位だった。