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- 薬物中毒とギャンブルで多額の借金
- ガスの注文を装って配達員から金品奪う
- 殺害後、排水槽に遺体を遺棄
北部紅河デルタ地方ハイフォン市トゥイグエン郡(huyen Thuy Nguyen)で2023年12月上旬、13年前に行方不明となったガス配達員の女性の遺骨が民家の排水槽から見つかった事件で、同市人民裁判所は17日、実行犯のブイ・チョン・タイン被告(男・31歳)に禁固18年の判決を下した。
犯行時17歳だった同被告は殺人罪と強盗罪に問われていた。殺害されたのは、N・T・Tさん(当時22歳)。
起訴状によると、薬物中毒とギャンブルで多額の借金を抱えていた同被告は、2010年12月9日午後1時ごろ、ガスの注文を装ってTさんをおびき出した。被告はTさんがガスボンベの入れ替え作業をしている隙を見て、Tさんから金のネックレスを奪った。
被告に突然倒されたTさんは、床に頭を強く打って頭蓋骨を骨折した。被告は、Tさんの息が絶えるまで彼女の口と鼻をふさいだという。被告はその後、使われていない排水槽に遺体を遺棄し、発覚を恐れて排水槽の入口を木の枝などで隠した上、コンクリートでさらに覆い隠した。
被告は金のネックレスのほか、Tさんの遺体からイヤリングと指輪も奪って換金し、得たお金をギャンブルなどに使った。
これに先立つ2023年12月7日、被告の継父であるN・V・Qさんは、自宅敷地内にある排水槽から身元不明の遺骨を発見。Qさんが警察に通報したことがきっかけで事件が表面化し、タイン被告の逮捕に至った。