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- 贈収賄事件でバクザン省書記が逮捕
- 容疑内容は公表されず、同省公務員も逮捕
- 国会が容疑者の議員としての職務停止採択
ベトナム全国で多くの道路・橋梁プロジェクトを落札している建設会社トゥアンアングループ(Thuan An Group)における違反事件で、東北部地方バクザン省共産党委員会のズオン・バン・タイ書記(男・54歳)が新たに逮捕された。
容疑内容は明らかにされていない。タイ書記は、党中央執行委員であり、国会議員として同省選出の国会議員団長も務めていた。
これに関連し、国会常務委員会は4月26日、最高人民検察院の要求に応じて、タイ書記の逮捕・起訴・家宅捜索に同意すると共に、国会議員としての職務と権限を一時停止する決議を採択した。
同事件ではこれまでに、同グループの役員やバクザン省の公務員、ファム・タイ・ハー国会官房次官 兼 国会議長補佐官(男・48歳)など複数人の容疑者が逮捕され捜査を受けている。ハー容疑者は2022年5月から逮捕されるまで、ブオン・ディン・フエ前国会議長の補佐官を務めていた。
なお、ベトナム共産党中央執行委員会は4月26日、フエ氏の政治局員・党中央執行委員・国会議長としての職を解任することを決定。これを受け、国会は5月2日、同氏の同職解任に関する決議を採択した。