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- ノートPC爆発で13歳の少年が死亡
- 左手切断で両目も失明、意識戻らず
- 医師らが安全な電子機器使用を推奨
北部紅河デルタ地方ハイズオン省チーリン市ドンラック街区人民委員会は15日午後、勉強中にノートパソコンが爆発して重傷を負い、入院していた同街区在住の13歳の少年が死亡したと明らかにした。
この少年はドンラック中学校に通う7年生(日本の中学1年生に相当)のT・G・P君。少年は今月6日、自宅で勉強していたところ突然ノートパソコンが爆発して、地元の総合病院に緊急搬送された。
その後、ハノイ市のベトドク病院に転送されて緊急手術を受け、損傷が酷かった左腕の3分の1を切断し、さらに両目の眼球を摘出。こん睡状態が続く中、手術後も懸命な治療が行われたが、意識が戻ることなく、13日に死亡した。
P君の訃報を聞いた地元当局の代表者らが弔問に訪れて、家族を励ました。15日朝には葬儀が営まれ、遺体は地元に埋葬された。これに先立ち、2020年には北中部地方ハティン省でも勉強中にノートパソコンが爆発して学生3人が負傷する事故が発生していた。
医師らは、古いコンピューターや故障の危険性が高い電子機器の使用を控えて、バッテリー交換が必要な場合は信頼できるメーカーの保証付き製品を使用するほか、充電中は電子機器を使用しないよう警鐘を鳴らした。