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- 今年で108歳、100歳で生えた歯で飲食も
- 鼻の腫瘍が視界遮る、鎮痛剤服用して生活
- 子どもや孫に迷惑かけまいと一人暮らし
北中部地方ゲアン省ギーロック郡ギークアン村で暮らす女性グエン・ティ・ハーさんは、今年で108歳を数える。80歳を過ぎたころから歯が抜け始め、100歳を迎えた2016年には奥歯に10本の歯が生えた。新しい歯は通常の歯より小さいものの食べ物を噛むことができるため、ミキサーを使って食べやすくすることなく、以前と同じように普通に飲食することができる。
ハーさんは4年前、鼻に小さな腫瘍ができた。自分は高齢だし、病院へ行けば手術を勧められて困ると思い、そのままにしていたが、腫瘍は日増しに大きくなって膿み、左目に広がって視界を遮るようになった。痛みや不快感は鎮痛剤を服用して抑えている。頭頂部は髪が抜け落ち、耳も遠いが、健康に問題はないという。
ハーさん夫妻は10人の子どもに恵まれた。夫は30年前に他界した。孫やひ孫が何人いるか正確には覚えておらず、「100人余り」としか分からない。子どもや孫に迷惑をかけたくないと、今も一人暮らしをしているが、息子のグエン・バン・ガーさん夫妻が隣家に住んで、ハーさんの面倒を見ている。
義理の娘(ハーさんの息子の妻)ホアン・ティ・フエさん(50歳)によると、ハーさんは洗濯から掃除まで自分でこなし、助けられるのを嫌っている。ただ、安全のためハーさんに料理はさせず、フエさん夫妻が調理して届けている。ハーさんは魚を好まないが、肉類は食べ、ビールもたしなむ程度に飲むという。