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ベトナム人民軍化学部隊は24日、北中部地方トゥアティエン・フエ省アールオイ郡にあるアーソー空港で、ダイオキシン汚染土壌処理プロジェクトの完了式を開催した。計画では2022年に完了する予定だったが、新型コロナ禍や自然災害などの影響で時間がかかった。
ホアン・スアン・チエン国防次官は、まる3年かかったが同空港の5.2ha余りの土地のダイオキシン汚染土壌を基本的に処理できたと述べた。総費用は700億VND(約4億2700万円)で、国の予算から支出した。
ダイオキシン汚染土壌は、隔離埋設法と生分解法で処理した。隔離埋設法は、化学部隊司令部が南中部沿岸地方ビンディン省のフーカット空港と東南部地方ドンナイ省のビエンホア空港で実施したことがある処理方法で、これまで良好な結果を得られており、ベトナムの条件に適しているとされる。
国防省は、汚染土壌の処理を終えたアーソー空港をアールオイ郡人民委員会に引き渡した。同郡人民委員会のグエン・マイン・フン主席は、引き渡された土地には人民軍や地元住民と共にまずは植林を行い、将来は戦争遺跡の観光地にする考えを示した。