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ホーチミン市疾病管制センター(HCDC)は17日、40万~45万本の血清サンプルの保管能力を有する血清バンクを設立し、活動を開始した。
HCDCのグエン・ホン・タム所長によると、血清バンクは疫病の早期発見または予測、集団免疫の評価、治療介入の有効性評価、病原体の流行調査の4つを任務とし、感染症を制御するための検査などを実施する目的で、血清サンプルの収集・保管・提供を行う組織だ。
これらの任務を達成するため、HCDCはサンプルを定期的に収集する計画や、サンプルの保管・回収・使用に関する手順を策定するほか、データ分析モデルを構築し、公共衛生の決定に方向性を示すことにしている。
当面は、HCDCが血清バンクのサンプルを使用して、麻疹と手足口病に対する免疫を評価し、ホーチミン市内での感染リスクを予測する。将来的には、血清バンクのサンプルソースの拡大と種類の多様化を図り、感染症やその他の病気の対策ニーズに応えるようにする。
国内では保健省の疫病調査研究プログラムを通じて、保健省傘下の中央衛生疫学研究所とホーチミン市パスツール研究所に血清バンクが設立されている。研究プログラムでは、HIVやジカウイルス、B型およびC型肝炎、鳥インフルエンザA(H5N1)などを重点的に調査している。