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7日午後、北中部地方クアンビン省にあるゴックラム~ラックソン(Ngoc Lam~Lac Son)間第2トンネルの補強工事中、トンネル内に土砂が流入する事故が発生した。これにより、同省区間を走る南北統一鉄道の路線が長時間にわたり運行見合わせとなった。
この事故により、乗客700人余りを乗せた列車5本(SE2、SE4、SE6、SE7、SE13)が予定よりも4時間遅れで運行、貨物列車3本が予定よりも16時間遅れの運行となった。クアンビン鉄道株式会社の発表によると、事故は7日午後3時32分に発生。作業員が工事を終えて戻ってきたときに土砂が流入したため、幸い人的被害は出なかった。
ゴックラム~ラックソン間第2トンネルは、ルンロー建設会社(Lung Lo)が南北統一鉄道案件11Aパッケージとして展開しているもの。今回のトンネル内への土砂流入は、大雨による浸水と土砂崩れが原因と見られている。
事故発生後、建設会社は作業員と機械を動員して、トンネル内に流入した土砂を除去した上で、損害箇所の修繕と補強を行った。この間、計8本の車両が運行見合わせとなり、作業員は同日午後7時50分から、時速5kmでトンネル内を走行するよう車両を誘導した。