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ファム・ミン・チン首相は8日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を背景に運航された帰国者など向けの特別便の認可を巡る汚職事件で、収賄の疑いにより逮捕されたブー・ホン・ナム前駐日ベトナム特命全権大使(男・60歳)を解雇処分とした。
同決定は、ベトナム共産党書記局が同容疑者に対する党員としての処分を下した2022年12月30日まで遡って適用される。なお、同容疑者は書記局の決定により既に党除名処分を受けている。
捜査結果によると、在日ベトナム大使館は57便の特別便を手配。同容疑者は自身とコネクションのある会社にベトナム人の帰国を担当させ、その見返りとして18億VND(約1070万円)の賄賂を受け取ったことが確認された。同容疑者は2022年12月22日に逮捕された。