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フィリピン・マニラ近郊パンパンガ州のカジノで5月上旬に救出されたベトナム人437人のうち、140人が無事帰国した。外務省が1日に明らかにした。
フィリピン警察は5月4日、クラーク・サン・バレー・ハブ社(Clark Sun Valley Hub)が保有するカジノを摘発し、強制労働を強いられていた1090人を救出。このうち半数近くの437人がベトナム人だった。
ベトナムを含むアジア各国の国民が人身売買被害に遭ってフィリピンに売り飛ばされ、渡航後にパスポートを没収された。以降、施設内に軟禁され、1日18時間労働でオンライン詐欺の実行役を強いられていた。
フィリピン警察に保護されたベトナム人は5月30日に複数グループに分かれて帰国を果たし、1日までに140人が祖国の地を踏んだ。
これまでに人身売買ルートのメンバー少なくとも12人が逮捕されており、この中には、中国人7人、インドネシア人4人、マレーシア人1人が含まれている。