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司法省は17日から、ハノイ市と北部紅河デルタ地方ハナム省で出生証明書と死亡証明書の電子発行を試験的に行っている。順調に進めば、6月から全国で本格展開する。
ハノイ市とハナム省での試行は、各省・市の司法局が管轄している。現在のところ、出生証明書の電子発行は、新規の出生登録のみに適用されている。
手順については、国民が出生届や死亡届の手続きを行う際に、担当者に紙の文書のほかに電子証明書の発行を申請する。電子証明書は、国民が提供した電子メール、または他の手段で送信される。電子証明書は紙の証明書と同じ法的効力を持つ。
電子証明書に記載されたQRコードをスキャンすれば氏名や性別、生年月日、出生地、出身地、民族、国籍、両親の情報、個人識別番号(マイナンバー)などの詳細を確認することが可能となり、保護者は身分証明書を持たない子供と一緒に飛行機に搭乗する際などに、紙の出生証明書の代わりに電子証明書を提示するだけで済むようになる。