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15日、ベトナムと中国の国境にある複数の国境検問所から、中国人団体旅行客らが3年ぶりにベトナムに入国した。中国政府が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する規制を緩和したことを受け、中国の旅行会社は同日からベトナムへの団体旅行の催行を再開することが可能となった。
同日午前には、中国広西チワン族自治区防城港市の東興市から、中国人団体旅行客38人が東北部地方クアンニン省のモンカイ国境検問所経由でベトナムに入国した。3泊4日のツアーで、クアンニン省モンカイ市、同ハロン市、ハノイ市を観光する。ツアーガイドによると、同グループを手配した旅行会社は近く南中部沿岸地方ダナン市や同カインホア省でのツアーも催行する予定だという。
これに先立つ2月21日、モンカイ国境検問所・東興国境検問所を経由した観光目的のベトナム~中国間の出入国が再開されたが、3月15日になって団体旅行目的の出入国が認められた。
西北部地方ラオカイ省ラオカイ市ラオカイ国境検問所でも15日、中国雲南省紅河ハニ族イ族自治州の河口ヤオ族自治県の河口国境検問所から入国した中国人団体旅行客80人を受け入れた。3泊4日のツアーでラオカイ省のサパ国家観光区のほか、ハロン市、ハノイ市を観光する。
地方自治体の責任者や観光協会の代表者は同日、現場に足を運び、3年ぶりにベトナムに入国した中国人団体旅行客らに花束を贈り、歓迎した。