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大地震に見舞われたトルコを支援すべく、9日から同国に派遣されていたベトナム公安省の救助隊が19日に帰国した。
今回派遣された公安省の救助隊は、経験豊富な消防士や医療従事者など合わせて24人から成る。救助隊は、トルコ東部アドゥヤマン(Adiyaman)に滞在中、トルコ当局に食糧や医療機器、医薬品を引き渡したほか、がれきに138時間閉じ込められていた17歳の少年を救出、また14人の遺体を収容して地元当局に引き渡した。
一方、12日に同じく同国に派遣された76人の工兵と軍医から成るベトナム国防省の救助隊は、引き続き現地で捜索救難活動を続けている。
トルコとシリアで6日に発生したマグニチュード7.8の大地震と、その後も続く大きな揺れにより、20日までにトルコ国内で約4万1000人、シリア国内では約5800人が死亡した。
なお、ファム・ミン・チン首相はこれに先立ち、トルコとシリアにそれぞれ10万USD(約1340万円)を緊急援助し、引き続き必要な支援を行う旨を書簡にて伝えた。