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南中部高原地方ダクラク省ブオンドン郡のブオンドン吊り橋観光センターは10日、観光客向けの「象乗りツアー」サービスを終了した。今後はゾウを見学したり、ゾウと写真を撮ったり、ゾウに餌をやったりするサービスに切り替えるという。
この動きは、ダクラク省人民委員会によるゾウの保護を目的とした2026年までの観光事業における象乗りサービス終了へのロードマップに従ったもので、「ゾウに優しい観光モデル」への転換を目指す。
ダクラク省動物保護・森林保護管理センターによると、ヨックドン国立公園には約80頭の野生のゾウが生息している。また、省内では37頭の飼育ゾウがおり、ブオンドン郡が22頭と最も多い。
アジア動物基金(AAF)は2018年、ヨックドン国立公園における「ゾウに優しい観光モデル」のプロジェクトに対して6万5000USD(約680万円)を支援した。プログラムの一環としてダクラク省当局はこれまでに6頭の飼育ゾウを保護した。