(C) tuoitre 写真の拡大. |
ホーチミン市労働傷病兵社会局がこのほど発表した「2021~2025年期の持続可能な貧困削減プログラム」実施結果報告書によると、2022年の年初に5万6404世帯あった貧困および準貧困世帯は、2万6000世帯近くが貧困状態から抜け出した。
貧困および準貧困世帯(22万0902人)は、市全体の世帯数の2.22%に相当する。内訳は貧困世帯が約3万6790世帯、準貧困世帯が約1万9610世帯。このうち貧困世帯は1万9154世帯(0.64%に相当)、準貧困世帯は約9720世帯(0.38%に相当)が貧困状態から脱した。いずれも今年の達成目標を80%以上上回る好成績だった。
貧困削減プログラムを実施するため、市は今年、◇貧困削減支援融資、◇投資案件の実施により土地を収用された人向けの雇用支援、◇雇用に関する国の基金と市の融資財源からの支援などを実施してきた。また、920億VND(約5億0800万円)を投じて貧困世帯・準貧困世帯・準貧困から脱したばかりの世帯に医療保険カード12万1348枚を発給したほか、6590億VND(約36億4000万円)を投じて貧困世帯・準貧困世帯約4万9000世帯に安全な生活用水を使用できるよう支援した。
ただし、労働傷病兵社会局は、多くの成果があったものの、貧困削減業務の担当者の交代が多く、業務に支障が出ていると明かしている。