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ベトナム戦争の報道写真「戦争の恐怖」に写る「ナパーム弾の少女」として知られている当時9歳だったカナダ国籍のファン・ティ・キム・フックさんと、その写真を撮影したベトナム系米国人のニック・ウットさん(ベトナム語名:フイン・コン・ウット)がこのほど、50年ぶりに写真の撮影地である東南部地方タイニン省チャンバン郡を訪れた。
2人は、当時フックさんが暮らしていた場所や知人らを訪ねた。フックさんは写真に一緒に写っていた女性ホー・ティ・ボンさん(白いシャツの少女)とも50年ぶりの再会を果たした。ウットさんは「あの写真が撮影された場所で主要人物の2人が、わずか2時間の短い時間でも50年の時を経て会ったことは大変意義深い」と感慨深げに語った。
フックさんとフックさんの夫はチャンバンで親族を訪ねた後、ウクライナ難民の支援活動のためオランダに向かった。ウットさんはホーチミン市に戻り、カンボジアのシェムリアップに向かった。
フックさんとウットさんの一行は、東北部地方クアンニン省ハロン市からハノイ市、北中部地方トゥアティエン・フエ省フエ市、南中部沿岸地方ダナン市、同クアンナム省ホイアン市、同カインホア省ニャチャン市、ホーチミン市までのベトナム縦断の旅の最後にチャンバンを訪れた。