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15日午後1時ごろ、フィリピンの東で、台風6号(アジア名:ネサット、日本では台風20号)が発生した。16日午後にはフィリピンを通過して南シナ海に到達し、現在は勢力を強めながら西寄りに進んでいる。
日本の気象庁が発表したデータによると、台風6号はベトナム時間17日午前7時45分の時点で南シナ海に位置しており、1時間に15kmの速さで西へ進んでいる。中心気圧は980hPa、最大風速は30m/s、最大瞬間風速は45m/s。
ベトナム国立水文気象予報センター(NCHMF)が発表した予想進路では、このまま進むと20日午前にかけてベトナム北中部地方にかなり接近し、翌21日午前にはゲアン省からタインホア省あたりにかけた地域に上陸する見通しとなっている。
NCHMFは台風6号に伴う暴風雨の今後の影響について3つのシナリオを発表。最も可能性が高い(50~60%)第1シナリオでは、台風は南シナ海の中部で冷気と衝突して勢力を弱め、本土に上陸する前に熱帯低気圧に変わると予想。第2シナリオでは、より暴風雨の影響が大きく、海南島の南に進んで弱い冷気と衝突し、勢力をやや弱めると予想。第3シナリオでは、海南島の南に進んで強い冷気と衝突し、本土到達前に消滅すると予想している。