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保健省によると、2022年年初から現在までに全国で24万7202人がデング熱に感染し、このうち100人が死亡した。感染者数は前年同期比4.7倍、死亡者数は同+80人増と急増している。
デング熱の感染が深刻化している背景には、雨が続き、急なスコールや暑さで蚊が繁殖しやすくなっていることがある。
ハノイ市では同期間に前年同期比3.8倍の4700人の感染が確認され、5人が死亡した。
一方、ホーチミン市では同7.0倍の6万2000人の感染が確認され、全国の感染者数の4分の1を占めた。このうち重症者数は1360人、死亡者数は25人で前年同期と比べて+20人増加した。死亡者数の75%は成人だった。
保健省傘下の医薬品管理局(DAV)は医薬品輸入業者に公文書を送付し、重症化してデング出血熱やデングショック症候群を発症した患者の治療に使用される輸液「デキストラン40(Dextran 40)」の輸入を強化するよう促した。