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南中部沿岸地方フーイエン省で、アフリカ豚熱(ASF)ワクチンを接種した複数の養豚農家の豚100頭以上が接種から5~7日後に死亡したことが分かった。
問題のASFワクチンは、ナベトコ中央動物用医薬品[VET](NAVETCO National Veterinary)が製造し、農業農村開発省が6月上旬に市場流通を許可した「NAVET-ASFVAC」。
養豚農家によると、豚はワクチン接種後に食欲不振となり、高熱、皮膚の出血、嘔吐、血便などの症状がみられた後に死亡した。
フーイエン省では、8月上旬から豚のASFワクチン接種が始まり、これまでに595頭が接種を受けた。24日までに410頭に異常な症状がみられ、このうち4つの郡・町の24世帯の100頭以上が死亡した。
これを受け、同省農業農村開発局傘下の獣医支局はASFワクチン接種の一時停止を指示した。
関連機関は検体採取などを実施し、原因を究明している。飼育していた豚が死亡した養豚世帯は関連機関とVETに対し、原因究明と共に損害賠償を求めている。
なお、同じく8月から豚のASFワクチン接種が始まった南中部沿岸地方ビンディン省当局は、19日から省内での接種を一時停止している。