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ホーチミン市人民裁判所は27日、麻薬密輸罪に問われていた被告5人に死刑の判決を下した。5人の中には中国人2人が含まれている。
死刑判決を受けたのは、◇Wu He Shan被告(59歳、中国籍)、◇Huang Zai Wen被告(55歳、中国籍)、◇タオ・ノー・パオ被告(48歳、西北部地方ディエンビエン省在住)、◇タオ・アー・ゾー被告(40歳、同)、◇リー・アー・ブー被告(35歳、同)の5人。
5人は、ベトナム警察が2019年3月にフィリピン警察と協力して摘発した麻薬密輸ルートのメンバー。ルートの別の5人は引き続き指名手配されている。
元締めのWu被告は、ミャンマーから麻薬を調達してラオス経由でベトナムに密輸し、玩具・縫製会社「He Shan」をカムフラージュとして、プラスチック粒子の袋に麻薬を隠してフィリピンに「輸出」していた。
同事件では、ベトナム警察が2019年3月20日、ホーチミン市ビンタン区ビンフンホア街区にある同社オフィスの立ち入り検査を実施し、麻薬300kgを押収した。ベトナム当局から通報を受けたフィリピン側も数日後、同国のマニラ港に到着したコンテナから麻薬276kgを押収している。