(C) vnexpress 写真の拡大. |
5月31日午後5時ごろ、北中部地方タインホア省タックタイン郡(huyen Thach Thanh)にあるベトナム人民軍の刑務所「T-974」から受刑者が脱獄していたことがわかった。
脱獄したのは、以前にも2度の脱獄事件を起こしたチエウ・クアン・ス受刑者(男・31歳、東北部地方タイグエン省出身)だ。
ス受刑者は軍特殊部隊の元隊員で第1軍区に所属していたが、軍から頻繁に逃亡しインターネットカフェでゲームに興じていた。2012年にはハノイ市で強盗殺人事件を起こし、第1軍区の軍事裁判所から殺人罪、強盗罪、軍逃亡罪で終身刑を言い渡された。
ス受刑者は南中部沿岸地方クアンガイ省にある刑務所で服役していたが、2015年11月に1度目の脱獄。翌12月にハノイ市のインターネットカフェでゲームをして遊んでいるところを逮捕された。2020年6月、再び同省の刑務所から脱獄し、2週間後にインターネットカフェで逮捕された。今回の脱獄が3度目となる。
警察と軍は受刑者が住宅地に潜伏しているとみて周辺を捜索し、行方を追っている。当局は、受刑者が非常に危険だとして地元住民に外出を極力控えるよう呼び掛けている。