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米国疾病予防管理センター(CDC)はこのほど、ベトナムへの渡航に関する注意レベルを「レベル4」から「レベル3」に引き下げた。これにより、米国からベトナムへの渡航はワクチン接種完了を条件に緩和される。
CDCは今回、ベトナムや日本を含む90か国・地域を、旅行禁止を推奨する「レベル4」から外した。これにより、「レベル4」の国・地域はゼロとなった。
CDCは各国・地域への渡航の際の新型コロナウイルス感染リスクを、「レベル1(低い)」、「レベル2(中程度)」、「レベル3(高い)」、「レベル4(非常に高い)」の4段階で評価している。ただしCDCは今後、「レベル4」の対象について「(リスクが)非常に高い」から、感染者数が極端に多い場合や新たな変異株が確認された場合などの「特殊な状況」に変更するという。
現在、ベトナムから米国へ入国するには、ワクチン接種を完了していること、搭乗前に直近24時間以内の陰性証明書または直近90日以内の回復証明書を提示することが条件となる。
一方、米国の航空会社や旅行会社はバイデン政権に対し、陰性証明書の提示をはじめとする観光客への複雑な入国規制を廃止するよう要請している。
なお、新型コロナ前の2019年における訪越米国人観光客の数は約74万6200人で、外国人観光客全体の約4%を占めた。