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保健省傘下の情報技術局は22日、電子ワクチン接種証明書(電子ワクチンパスポート)を28日以降に発行することを明らかにした。
まずは、ハノイ市のバックマイ病院、E病院、K病院の3か所で試験的に発行する。1週間の試行を経て成果を評価した上で、全国で本格展開する。
同3病院で新型コロナウイルスワクチンを接種し、国家接種データベースに情報が登録された人々の接種履歴が、電子ワクチンパスポート発行用のデータベースとして使用される。
発行までのプロセスは以下の通り。
◇各接種施設がワクチン接種を受けた人々に関する情報の確認・検証・認証を行う。
◇接種施設がワクチン管理プラットフォームでワクチン接種データのデジタル署名を行う。
◇保健省傘下の予防医療局がワクチン接種証明書のデジタル署名を行う。
ベトナムの電子ワクチンパスポートには、本人の生年月日や国籍、認証対象となる病名、接種回数、接種日、ワクチンの種類、メーカーなどの情報が登録され、これらのデータがデジタル署名・暗号化されたQRコードとしてパッケージ化される。有効期限は1年間。
2021年末から発行を開始したベトナムのワクチンパスポートは、現在までに世界17か国(◇日本、◇米国、◇英国、◇オーストラリア、◇インド、◇ベラルーシ、◇カンボジア、◇フィリピン、◇パレスチナ、◇モルディブ、◇トルコ、◇エジプト、◇スリランカ、◇ニュージーランド、◇シンガポール、◇セントルシア、◇韓国)に承認されている。
なお、3月22日までに全国で約2億0200万回分のワクチンが接種された。このうち約1億9300万回分がワクチン管理プラットフォームに登録されており、約800万回分が入力待ちの状態となっている。