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西北部地方ディエンビエン省ディエンビエン郡(huyen Dien Bien)警察は17日午後9時ごろ、サムムン村(xa Sam Mun)にある民家の立ち入り検査を行い、体重約220kgのトラの死骸を発見した。
トラは電気ショックにより感電死したものとみられる。警察はトラの死骸を収容し、電気ショッカーや、解体に用いるためとみられる包丁3本を証拠物件として押収した。
家主のルオン・バン・アイン容疑者と、現場に居合わせた共犯2人(北中部地方ゲアン省在住)の計3人は、希少野生動物の保護に関する規定に違反した容疑で現行犯逮捕された。
容疑者らは、漢方薬「虎骨膏」を製造するために北中部地方ゲアン省でトラを購入し、殺害したと供述した。警察は刑事事件として立件する方向で関与した人々について捜査を進めている。
なお、トラの骨を原材料とする「虎骨膏」は、ベトナムを含む中華圏の国々で強壮や鎮静・鎮痛などの効能があるとされ、古くから密造・密売されている。