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南中部沿岸地方クアンナム省ホイアン市人民委員会は10日、動物愛護団体「フォーポーズ(FOUR PAWS)」との間で、訪問客に優しい観光都市にするために犬猫肉の取引の廃止や狂犬病の撲滅で協力することで合意した。犬猫肉の取引を廃止すると表明した都市は、国内ではホイアン市が初めて。合意は今年末から2年間有効だ。
ホイアン市はフォーポーズとの合意を形成するための協議の中で、犬猫肉の取引を廃止できなければ狂犬病を撲滅できないとし、狂犬病ワクチンの接種を通じた動物福祉の改善を目指すと強調した。合意には、地域社会の動物福祉の意識向上運動を行って犬や猫を救うことも含まれる。
フォーポーズによると、ベトナムでは毎年500万匹の犬と100万匹の猫が取引され、食肉用に処理されており、アニマルライツ(動物の権利)やコミュニティヘルスを害し、国際社会におけるベトナムのイメージに悪影響を及ぼしている。同団体が実施した調査結果では、犬肉を食べるベトナム人はわずか6.3%で、88%は政府による犬猫肉の取引禁止命令の発出を支持した。