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保健省は、12~17歳の未成年者に接種する新型コロナウイルスワクチンとして、米ファイザー(Pfizer)製のワクチンに加え、米モデルナ(Moderna)製のワクチンを指定した。
29日午前に開かれた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関するシンポジウムで保健省が明らかにしたところによると、ベトナムがこれまでに海外から受領したワクチンは約1億0700万回分で、このうち約7800万回分が国民に接種された。
ファイザー製とモデルナ製が未成年者向けワクチンとして認められたものの、供給が限られており、現時点で未成年者に接種する分のモデルナ製ワクチンを確保できていないのが現状だ。
保健省は11月から全国で未成年者向けワクチン接種を指導する方針。まずは感染率や人口密度が高い省・市を優先する。また、16~17歳の高校生を優先し、未成年者のうち年齢の高い者から順に接種を手配する。12歳未満の対象者については、2022年以降に接種を手配する方針だ。
なお、ホーチミン市は27日、全国に先駆けて未成年者向けワクチン接種を開始し、27日と28日の2日間で約4万人が接種を受けた。