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ホーチミン市は1区およびクチ郡で27日から12~17歳の未成年者を対象とした新型コロナウイルスワクチン接種を開始し、翌28日から対象地域を市全域に拡大することを決定した。
これに先立ち、保健省は26日午後、12~17歳の未成年者に接種するワクチンとして、米ファイザー(Pfizer)と独バイオンテック(BioNTech)が共同開発する「コミナティ筋注(Comirnaty)」を指定。
ホーチミン市疾病管制センター(HCDC)によると、市内の各区・郡にファイザー製ワクチンを配分して28日からの未成年者向け接種に備える。
クチ郡保健局の発表によると、接種初日の27日には、会場となった同郡クチ町の小学校で16~17歳の高校生1428人が1回目のワクチン接種を受けた。接種後にアナフィラキシーショックの症状が出たケースは報告されていない。
同郡は28日に接種会場を6つに拡大し、引き続き16~17歳を対象とした接種を行う。統計によると、同郡在住の12~17歳の未成年者の人口は5万1000人余り。内訳は16~17歳が1万6000人余り、14~16歳が約1万5000人、12~14歳が約2万人。
また1区では、27日午後に12年生(高校3年生)260人が1回目のワクチン接種を受けており、こちらも安全に接種が行われた。各会場で初日に安全な接種が実施されたことを受けて、市は28日から対象地域を市全域に拡大。同市直轄トゥードゥック市では28日に30か所の会場で3万4000人余りに1回目のワクチンを接種する予定。