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南部メコンデルタ地方カントー市トットノット区(quan Thot Not)で、18歳未満の未成年者57人に米ファイザー(Pfizer)製の新型コロナウイルスワクチンが接種されていたことが分かった。
ファイザー製ワクチンの未成年者への接種は、米国などでは既に行われているが、ベトナム国内ではまだ認められていない。
今回の件を受け、同市保健局はトットノット区医療センターのグエン・キム・ハイ所長に対し、15日間の職務停止処分を科した。
これに先立つ13日、トットノット区タンロック街区(phuong Tan Loc)医療センターの職員の家族である13歳の生徒がファイザー製ワクチンを2回接種したことが、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の投稿で明らかになった。
これをきっかけにメディアが取材を進めたところ、57人の未成年者(最年少12歳)が8月18日に区内の接種会場でワクチンの接種を受けていたことが確認された。接種後の57人の健康状態は良好だという。
同市人民委員会は同市保健局をはじめとする関連機関に対し、ワクチン接種を監視し、汚職の事実があれば関係者を厳しく処分するよう指導した。