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ベトナムと国境を接する中国・広西チワン族自治区はこのほど、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の国内第4波による影響を受けているベトナムを支援するため、80万回分の新型コロナウイルスワクチンを供与した。
ワクチンは中国シノファーム(Sinopharm=中国医薬集団)が製造したもの。ワクチンのほか、多数の医療機器が南寧市でベトナム側に引き渡された。
これを受け、ベトナムのブイ・タイン・ソン外相は14日、広西チワン族自治区の鹿心社(Lu Xinshe)共産党委員会書記 兼 自治区人民代表大会常務委員会主任と電話会談し、謝辞を述べた。
ソン外相は会談で、新型コロナ対策に関する相互の情報共有を強化し、国境での新型コロナ対策で協力し合うほか、両国の接続性を高めるべく国境付近のインフラ整備事業を加速化させることを望む意向を示し、中国側に対しベトナムから中国への輸出に有利な条件を整えるよう要請した。
一方の鹿書記は、国境検問所の通関能力を向上させ、ベトナムから中国への輸出に有利な条件を整えることを約束した。