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ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は12日、国際航空運送協会(IATA)が展開するデジタル健康パスポート「IATAトラベルパス(IATA Travel Pass)」を初めて試験導入した。
IATAトラベルパスを初めて試験導入したのは、12日に運航したハノイ発成田行きVN310便。
VN310便での試験導入の結果、乗客はアカウント登録や個人プロフィールの入力、指定された検査施設での検査・陰性証明書の取得、搭乗手続きをスムーズに行うことができ、時間の節約と接触の制限につながることが確認された。
HVNは8月末にかけて引き続きハノイ~東京線で試験導入を継続し、9月2日からはさらにハノイ~ロンドン線(VN5055便)でも導入する計画。
IATAトラベルパスは、人々の移動の安全性を確保する証明書となる「ワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)」の役割を果たす世界的なアプリケーション。信頼性のある新型コロナウイルス検査結果などを記録し、◇各国政府、◇新型コロナウイルス検査機関、◇航空会社、◇乗客の関係者間の情報交換の機密性と一貫性を確保する。
新型コロナ禍の影響により、ベトナムの重要な産業の一つである観光産業は深刻な影響を受けている。IATAトラベルパスをはじめとするワクチン接種証明書の導入は、観光業界、ひいては航空業界の復興につながるものと期待されている。